おいしい春野菜の家庭菜園栽培方法

家庭菜園 春 さといも

 

 

 

さといもは、日本へイネが伝わる前に伝来したと言われる程、身近な野菜です。春から始める家庭菜園で比較的人気がありますが、場所をとるので家庭菜園では広い場所が必要です。

 

 

さといもは高温多湿を好みますが、水はけの悪い所では排水を十分に行いましょう。春に入ったら、植え付けの10日位前までに苦土石灰120g/㎡、前日までに本肥を土によくすき込んでおきます。

 

 

種イモは50g以上で形が良く病気にかかっていないものを選び、関東地方標準で4月から5月中旬に植付けます。将来芽が出る方を上にして10㎝位の深さに植え、深植えしないよう注意します。株間は家庭菜園の場合70㎝程度を保ちます。

 

 

さといもは追肥と土寄せはセットで行うのが原則ですが、肥料に窒素分が多過ぎると軟腐病にかかりやすくなるので注意します。追肥の1回目は晩春の5月下旬の本葉が2、3枚の頃に行います。2回目は7月前半に、子イモが地上に露出しないよう土寄せも行い、土中でイモが生育しやすくします。

 

 

10月下旬から地上の茎を刈り取り、土を掘り込んで収穫できます。家庭菜園で土中に保存する場合、50㎝の深さに掘り子イモを親イモにつけたまま、茎の切り口を下にして重ね合わせて置き、イモの上をワラなどで覆ってから盛り土をすると、さといもが春まで越冬できます。